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新型コロナウイルス

2020.2.6 気になる感染症

2019年の年末に出現があきらかになった新型コロナウイルス(2019-nCoV)が勢い衰えずに感染拡大を続けています。中国では感染者数が既にSARSを大きく上回っていて世界の多くの国でも増加しています。

全貌が見えず、いつ終息するのか分からない状態で不安・恐怖が先行しているように思えます。

新しい未知の感染症が発生すると今までも同様な不安・恐怖を人々にもたらしてきました。コロナウイルスもSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)の例がありました。

コロナウイルスは主に風邪をおこすウイルスの一つして知られていましたが、おとなしいイメージでした。21世紀になり肺炎を来す危険な感染症を起こすようになり、何故そのように変貌したのか不明です。

しかし、今回の新型コロナウイルスも共通していることは動物がキャリア(保菌者:リザーバー)であることです。新型コロナウイルスのリザーバーもSARSやMERSと同様にコウモリのようです。中間宿主はSARSではジャコウネコ、MERSはラクダですが新型コロナウイルスではまだ不明です。

ところでインフルエンザの流行期ですが、今年はあまり多くありません。新型コロナウイルのため手洗いなどの感染予防が徹底されていることが関係しているのでは、とある新聞に載っていました。一人一人の感染予防が大切ですね。