風疹に流行の兆し
2018.9.24 気になる感染症
北海道をおそった大地震はようやく落ち着いてきているようですが、大きな爪痕を残しました。自然の脅威を感じます。
今回は風疹を取り上げます。
風疹に流行の兆しがあります。厚生労働省の「感染症エクスプレス@厚労省」によりますと、2018年は9月9日までに496例の届け出があり、そのうち436例は7月23日以降の報告でした。患者の多くは30~50代の男性で、特に首都圏に患者が集中しています。
風疹は昔「三日はしか」と言われ確かに殆どが軽症ですが、妊婦が感染すると「先天性風疹症候群」の発症により生まれてくる子どもに大きな影響が出ることがあります。
妊娠を希望している女性や妊婦の家族は風疹の抗体を調べるよう厚労省がすすめています。ワクチンが有効ですのでかかりつけ医に相談してください。