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性感染症が増加しています

2018.11.26 気になる感染症

今回は性感染症を取り上げます。

2015年、アメリカはオバマ政権の時に耐性が進み緊急な対策が必要とされる三種類の細菌を指定しました。腸管感染症を起こすクロストリジウム・ディフィシル、尿路感染症など様々な感染症を起こすカルバペネム耐性腸内細菌属そして性感染症を起こす淋菌です。

世界的に耐性淋菌がまん延しており有効な治療薬がわずかとなっています。淋菌感染症は不妊の原因になることや関節炎を起こすこともあり影響は大きいと思われます。

日本では淋菌とクラミジア感染者数は横ばいですが、梅毒が急増しています。またHIV感染症を含めて性感染症は重複発症が多いことも知られています。予防は可能なものだけに対策が必要と思われます。